「捕まえられないのか」と警察に訴え 戦い続けた被害者たち

被害者たちは、2023年に「被害者の会」を結成。

「被害者の会」のメンバーである50代の女性は、同年10月に地元の警察署に相談した。しかし当初は、警察から「詐欺での立件は難しい。治療を1回でも受けていれば民事」と伝えられていた。

それでも、女性は「高橋は捕まえられないのか」と警察に電話したり、ほかの被害者たちに警察に相談に行くよう促したりした。

また、被害者の会はマスコミへの情報提供も行い、取材の依頼には必ず応じていた。

TBSテレビは、逮捕前の去年2月に”歯科トラブル”について報道。
警察も本格的な捜査をすでに開始し、去年6月に逮捕された際にはマスコミ各社が大きく報道し注目を集めた。

これは、被害者たちが諦めなかった結果ともいえる。

逮捕から約7か月後の2026年1月20日、千葉県警は捜査終結を発表した。

現在、高橋被告は起訴され、あとは裁判を待つだけの状態となっているが、取り調べに対して黙秘を貫き、動機は明らかになっていない。

だまし取られた金が被害者たちに返ってくる見込みは低く、たとえ裁判で高橋被告に厳しい判断が下されたとしても、この先、被害者たちの傷が癒えることはないだろう。

被害者たちの声は、高橋被告に届くのだろうか。公判で事件の全容が明らかにされることが望まれる。