物価の見通し「日銀は判断を変えてきている」
では、利上げ判断に関係する「物価の見通し」はどうなのかー
『日本銀行』植田和男総裁(23日):
「しばらくヘッドライン(総合指数)は、“インフレ率がはっきりと低下を続ける”。2を下回っていく可能性が高い。これに対して基調的な物価のインフレ率は、ゆっくりとだが上がり続けていくとみている」
23日、日銀が公表した経済・物価の見通し「展望レポート」では、26年度の生鮮食品を除いた消費者物価の上昇率の見通しを1.9%に、エネルギーも除いた指数は2.2%に引き上げている。
【日銀展望レポート(1月)】※前年度比・()は10月時点の見通し
▼消費者物価指数(除く生鮮食品)
(25年度)2.7%(2.7)⇒(26年度)★1.9%(1.8)⇒(27年度)2.0%(2.0)
▼消費者物価指数(除く生鮮食品・エネルギー)
(25年度)3.0%(2.8)⇒(26年度)★2.2%(2.0)⇒(27年度)2.1%(2.0)

『東京大学』名誉教授 渡辺努さん:
「植田総裁の言う“基調的な物価”というのは、消費者物価指数(除く生鮮食品・エネルギー)だと思うが、それは25、26、27年度といずれも上振れさせてきている。元々日銀は、特に除く生鮮・エネルギーでも緩やかに物価が下がって2%を切っていくと考えていたが、今回の数字を見る限りでは、そうはならないと判断を変えてきてるのかなと」
――既に2%の物価目標は達成したと考えてもよいのではと素人的には見える。
渡辺さん:
「日銀がこういう見方をしている以上は、基調的に2%を超えてるように見える。決定会合でも委員がそれを理由に利上げしてもいいのではと提案をしたと聞いているが、私は意味がある提案で妥当性があると思う」














