財政悪化懸念で「長期金利上昇」
消費税減税による財政悪化の懸念から債券売りも加速。20日、長期金利の代表的な指標である「10年物国債の利回り」は、一時2.380%と27年ぶりの高い水準に達した。

この長期金利の上昇について日銀の植田総裁はー
『日本銀行』植田和男総裁(23日):
「長期金利は、認識としてはかなり速いスピードで上昇してきている。私どもとしては政府が中長期的な財政健全化について“市場の信認を確保することは極めて重要であると考えている”」

植田総裁は長期金利の上昇を抑えるために日銀が国債を買い入れるオペレーションの可能性にも言及したが、日銀ウォッチャーの加藤出さんは「そう簡単に発動されることはない」という。
なぜ日銀は“買いオペ”に踏み出せないのかー
『東短リサーチ』加藤 出さん:
「長期金利上昇の原因が政府の財政の先行きに不安があることだとすると、中央銀行が国債を大規模に買い取っても一時的には収まることはあっても、マーケットが日銀の国債買いオペは『結局お金を刷って財政赤字を支えるわけですか』と受け止めてしまうと、通貨安が止まらなくなる。なので簡単に発動されることはないと思う」
また、23日の金融政策決定会合では、政策金利を現在の0.75%で据え置くことに決定したが、次の利上げのタイミングはー

加藤さん:
「年が明けてから円安が随分進み、またベッセント米財務長官が、要は『日銀の金利が低すぎるから円安になっている』と言っている。日本政府が為替介入しなければならないような円安圧力が今後続く場合は、もう少し利上げしたらとベッセント財務長官は何度も言ってくるだろうから、前倒しに利上げがあって、今は“4月の可能性は十分あるだろう”と思っている」















