対面の放課後学習教室でも新しい取り組みを

BORDER FREEはオンライン教室と並行して、対面で続けてきた「放課後学習教室」でも新たな取り組みを始めたそうです。
こちらも取材しました。

それは、老人ホームでの放課後学習教室です。
東京都稲城市の「ハーモニー松葉」という老人ホームで、入居者も交えながら毎週金曜日の夕方に開かれています。
学校の教室2つ分ほどの広さのあるデイルームで、メンターに勉強を教わったり、自習をしたりできる空間です。
取材した日は、小中学生たちの姿がありました。

漢字の書き取り

放課後学習教室の子供たち
(ここを知ったきっかけは何ですか?)
ひいおばあちゃんがここ通ってて教えてくれてここに来ました。
(おばあちゃんたちとどんなお喋りしますか?)
頑張ってるね、こんにちはって。
(何年生ですか?)
中1です。
(ここでのお勉強は捗りますか?)
えっと、まあちょっと騒がしい時もあるんですけれど、家で絶対勉強しないのでそういう時間が金曜日のここで取れるのはいいと思ってます。

この学習教室は月額2,000円で、住民税非課税世帯と児童扶養手当受給世帯の子どもは無料です。

BORDER FREE理事長の二宮さんに老人ホームでの学習教室を始めた理由についても聴きました。

BORDER FREE理事長の二宮龍斗さん
「多世代交流みたいなのができたらいいなと。私たちは学生主体の団体で、学生の強みって、大人っぽい側面と、ちょっとお兄ちゃんお姉ちゃんっぽい側面と二面性を持っているかなと思っていて。私たちは『斜めの関係』と呼んでいます。それが子ども達にとっても親しみやすかったり、質の高い学習支援を届けられている一因かなと思っています。一方で私たちは経験値がない。シニアの方の経験値は時に子どもたちの刺激になったりするかなというところで。
ハーモニー松葉さんでも、利用者の方が元気になってくれたらいいなと当初おっしゃっていたのでそういったところが実現できているのはいいなと思っています」

放課後学習教室の様子

子どもも保護者も悩みは多様です。
学生が主体となって教育格差の是正に取り組んでいる姿を通して、これからのよりよい学習支援のあり方を私たち大人の社会も考えていきたいと感じました。

(TBSラジオ「人権TODAY」担当・TBSラジオキャスター 加藤奈央)