岡山市は、市中心部を走る路面電車の新路線、「ハレノワ線(仮)」の事業計画案をまとめました。岡山芸術創造劇場・ハレノワ周辺の活性化を目指し、2029年度の運行開始を目指すとしています。
今回、発表された新路線は、岡山市中心部を走る路面電車の電停「大雲寺前」から「西大寺町」までの約600メートルです(【画像①】は開通した際の路線図)。
線路は、西大寺町に向かう単線で、新たな電停「ハレノワ前」を設置。ピーク時には1時間に3本以上を運行させ、事業費は約27億4000万円を見込んでいます(【画像②】は開通した際の電停イメージ)。
岡山市では、来年春に完成する岡山駅への乗り入れなど、路面電車の利便性を向上させることで、中心市街地の回遊性を高め、駅前に集中する賑わいの分散を目指してきました。
しかし、岡山電気軌道の運行する路面電車は、長年営業赤字が続いていて、市との間で、新路線の整備費に関する協議が難航していました。
今回岡山市は、回遊性の向上はもちろん、ハレノワの開館で周辺に店舗が増えており、費用負担があっても公共交通の充実に踏み切るべきと判断しました。
新路線は、岡山電気軌道が所有し路面電車を運行する一方で、市は国の補助を活用し整備費や維持費の負担を決めました。また営業収支が赤字の場合は市が50%を支援するものの、黒字の場合には市に50%の納付を求めるとしています。
(大森雅夫 岡山市長)
「まだまだ駅前に(人流などが)集中している感は否めない。路面電車の環状化は大きくプラスになるのではないか」
路面電車だけでなく、ハレまち通りの歩道化やバス路線の再編など、駅前への一極集中解消に取り組む岡山市。ハレノワ前の電停の利用者を1日700人と見込んでいて、来年度の当初予算に調査費などを計上するとしています。














