2025年の大阪・関西万博で会場を飾った「大屋根リング」の木材を活用した復興公営住宅が、石川県珠洲市の大谷地区に建設されることに向け、26日、珠洲市と関係者との間で連携協定が結ばれました。

「大屋根リング」は世界最大の木造建築物としてギネス世界記録にも認定された、大阪・関西万博のシンボルで、1周2㎞、高さは最大20m、使用された木材は25mプールでおよそ70杯分にもなります。

珠洲市は、この木材を能登の復興公営住宅などに活用しようと、万博協会による木材の無償提供に手を挙げ、今回、およそ1500本を受け取ることになりました。

26日は、珠洲市内で木材の運搬・管理や費用調達を担う企業と、珠洲市との間で連携協定が結ばれました。

この取り組みは、珠洲市で支援活動を行ってきた世界的な建築家、坂茂さんの呼びかけで実現しました。

◇NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークの坂茂代表…「ただ復興住宅を作るとか、仮設住宅を作るだけでなく、やはり住む方、珠洲市も自慢になる、誇りになるような、新しい歴史になることを一緒にやっていきたい」

提供:坂茂建築設計復興公営住宅のイメージ

木材は2月以降、福井市内で一時保管され、建物の設計などが完了したおよそ1年後に珠洲市内に運ばれる見込みです。

◇珠洲市・泉谷満寿裕市長…「市民の皆様が今最も必要としているのは希望でありますので、その希望につなげる希望を作る取り組みになると思っております」と期待を示しました。

「大屋根リング」の木材は大谷地区に40戸設けられる復興公営住宅に活用され、完成は2028年の1月を予定していて、大谷地区以外の人でも希望すれば入居できるということです。