おととし5月、群馬県伊勢崎市で飲酒運転をして車に突っ込み、2歳の男の子を含む3人を死亡させた罪などに問われている男の被告人質問で、男は事故当日の飲酒について問われると、「飲んでいないです」と否定しました。

トラック運転手の鈴木吾郎被告(71)はおととし5月、伊勢崎市で酒を飲んだ状態でトラックを運転中に対向車線の乗用車に衝突し、塚越湊斗ちゃん(当時2)、父親の寛人さん(当時26)、祖父の正宏さん(当時53)の3人を死亡させたなどとして、危険運転致死傷の罪に問われています。

鈴木被告は初公判で「アルコールを飲んだ事実はありません」と起訴内容の一部を否認しています。

きょうの裁判では被告人質問が行われ、弁護側から「今回の事故について思うことはありますか」と問われた鈴木被告は、「大変反省しております。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪しました。

これまでの裁判では事故前日を含む複数の日のドライブレコーダーに鈴木被告が車内で焼酎を飲んでいる映像が示されていますが、弁護側から「検察は事故の以前に『酒を飲んだ』と指摘しているが、酒を飲んだことはあるか」を問われると「飲んでいないです」と否定。

また、事故当日の飲酒も重ねて否定しました。

鈴木被告は逮捕された当時、飲酒を認める供述をしていましたが、その理由を問われると、「血液の中にアルコールが入っていると示され、『飲んだのかな』と思ったのかも知れない」と述べました。