東京大学大学院の教授が収賄の疑いで逮捕された事件で、接待をしていた日本化粧品協会の代表理事(52)が、贈賄の疑いで警視庁に書類送検されたことがわかりました。また、教授の部下だった元特任准教授の男性(46)も同様の接待を受けたとして、収賄の疑いで書類送検されたということです。
この事件は、東京大学大学院教授の佐藤伸一容疑者(62)が、医学部付属病院の皮膚科長だった2023年3月からの1年半で、「日本化粧品協会」との共同研究で便宜を図った見返りに、およそ30回にわたって性風俗店などであわせておよそ180万円相当の接待を受けたとして逮捕されたものです。
その後の捜査関係者への取材で、佐藤容疑者の当時の部下で、共同研究に関わっていた元特任准教授の男性(46)が、およそ190万円相当の同様の接待を受けていたとして、収賄の疑いで書類送検されたことがわかりました。
また、日本化粧品協会の代表理事(52)も佐藤容疑者らにあわせておよそ380万円相当の接待をしたとして、贈賄の疑いで書類送検されたこともわかりました。
捜査関係者によりますと、接待は1年半にわたって月に2回ほどの頻度で続き、佐藤容疑者は接待の場で「日本化粧品協会」から研究に関わる要望などを受け、実際に採用した研究もあったということです。
JNNが入手した銀座の高級クラブでの領収書の中には、一回で45万円を超えるものが複数ありました。また、性風俗店の領収書の中には一回でおよそ15万円や23万円を超えたものがありました。
一方、協会側は去年、接待の強要があったなどとして、損害賠償などを求めています。
協会の関係者は会見で接待を続けなければならない状況があったと主張しています。
化粧品協会関係者
「接待をやめたら(研究の)スピードを遅くされたり、何だったらちょっと止められたり。毅然と『NO』と言えなかった。教授に何もかもの権限が集中しているんだなって印象です」
東京大学の藤井輝夫総長はきのう(25日)HPで謝罪をした上で、「高いレベルの倫理意識が求められるなかで、度重なる教員の逮捕は痛恨の極みであり、言語道断で、遺憾であると言わざるを得ません。大学としては、捜査に引き続き全面的に協力していくとともに、すでに検討をはじめている再発防止のための組織改革等に、不退転の決意で取り組んでまいります」などとコメントしています。
警視庁は佐藤容疑者らの認否を明らかにしていません。
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