日本に必要な“3つの柱”

では、大国のパワーゲームのはざまで、日本はどう立ち回っていけば良いのか。

「売り、良さがないと認めてもらえない」という澤田会長は、日本がアメリカと対等に渡り合うためには、“3つの柱”の確立が重要と話す。

『NTT』澤田 純会長:
「一つは【技術力】。例えば半導体製造装置や材料もそうだが、日本の世界シェアが高いようなものは、やはり認められていく。もう一つは【連携】。例えばインドや南米とのお付き合いも、アメリカは結構いろいろ反対があるが日本の場合はかなり受け入れられたり、いろんな議論ができる素地がある」

――サプライチェーンで中国との関係見直しも考える時期に来ているということか

澤田会長:
“中国はあまりにもカントリーリスクが大きい”。サプライチェーンを複線化しないと地政学的にも難しい状況だと思う」

そして3つ目の柱は、世界が尊敬する【ソフトパワー】だという。

澤田会長:
「それはブランドも、あるいは思想、あるいはコンテンツ力。ちょっと世界にないユニークなものもある。現実にいまインバウンドも多く来ているのは、そういう部分が素地にあるからだと思う。逆にそれをちゃんと発信していくことが、バーゲニングパワー(対抗力)にもなる」