選挙の行方を左右する「新党」となるのでしょうか…。15日午後3時ごろから、立憲民主党と公明党の党首会談がおこなわれ、新党を結成することで合意しました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「中道勢力をまさに政治のど真ん中に位置づけられるチャンス。国民生活に根ざした暮らしを底上げするような現実的な政策を打ち出していくような勢力が固まっていかなければいけない」

公明党 斉藤鉄夫 代表
「この中道の塊を大きくすることが日本の政治にとっていかに大切かを訴えて、この衆議院選挙に臨んでいきたい」

新党は衆議院議員のみで結成され、参議院議員は引き続き、両党に所属したままだということです。また、新党は野田氏と斉藤氏が共同代表を務め、新たな党名は「明日には決定し、公表する」ということです。

急転直下決まったように見える新党結成。しかし、野田代表は…

立憲民主党 野田佳彦 代表
「10月に高市政権ができたころというより、むしろ総裁選挙をやっている最中ぐらいから公明党とは水面下で協議を進めさせていただきました」

党内の反応は…

立憲民主党 菊田真紀子 議員
「とにかく大きな賭けではあるが、頑張ってみようと」

ただ、中には、さっそく新党に加わらない意向を表明する議員も。

公明党の支持者は、どう見ているのでしょうか?

公明党支持者(70代)
「協力しあって、日本を変えていくというのであれば、中道主義っておっしゃってるけど、だから何としても国民のためだったら協力していきたいな」

公明党支持者(80代)
「協力していい政治をやろうと思いはあるでしょうけど、これっていう立憲さんとの内容がまだ具体的に分からないのがあります」

一方、自民党は今回、公明党の力を借りずに選挙に挑むことになりますが…

自民党 小野寺五典 税調会長
「やはり激戦区、接戦区においては少なからず影響があるかな」

自民党 閣僚経験者
「選挙区を1万票以内の差で当選してきた議員は気が気じゃないだろう」

新党結成をめぐっては、国民民主党や自民党の一部の議員にも粘り強く訴えていくとしていますが、国民民主党の玉木代表は…

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「加わりません。“中道勢力の結集”というんですけど、具体的に『中道』って何なんですかね?そこがよく分かりません」

新党を結党することとなった立憲民主党と公明党ですが、2党の歩みをたどると、同じ旗の下にあった時代があります。

いまから32年前。“打倒自民”を掲げ誕生した「新進党」です。自民党を離れた新生党のほか、民社党や公明党の一部などが大団結しました。結党大会には、高市総理や野田代表、斉藤代表の姿もありました。

しかし、新進党は理念ではなく、政権交代を目指すため“戦略的”に集まった党。1996年の衆議院選挙での敗北によって、党内の亀裂が鮮明化。

小沢一郎氏(1997年)
「分党ということで、お互いに新たな道を歩むことになったわけですが」
岡田克也氏(1997年)
「いわば党を解散して、放ったらかしにして、(選挙で)新進党と書いてくれた有権者への裏切りだ」

結党からわずか3年で、その幕を閉じました。

その後、自民党と連立を組んだ公明党。

公明党 山口那津男 代表(当時)2017年
「手を握れ自民と公明、叩きつぶせ立民・共産」

そしていま、総選挙を前に手を組んだ2党を街の人はどう見ているのか。

会社員(40代)
「期待感はあります、組むのであれば。(Q.それはどうして)今まで自民党で何も上手くいってないので」

会社員(20代)
「ずっと(自民党と)組んでいた公明党が別の党と組むのは、うまくやっていけるのかなと」

20代
「(前回の選挙で)私は公明党の考え方には賛成していなかったので、色々比較して立憲民主党に投票していたので、そこが合体したらどこを応援したらいいか分からない」

会社員(40代)
「与党追及というところや、選挙に勝つために組んだという印象が強い」

国家公務員(40代)
「組むのは自由だけど、組んでひとまとまりになれるのかと思う」

40代
「癖の強い人同士が一緒になっても、うまくいかないのかなと」