■「黄色」の正体「1%だから『確率が低い』と捉えてはいけない」
公表された地図を見るとき、多くの人が注目するのは「色の濃さ」、つまり確率の高さです。

地図の色に目が行きがちですが、確率は“地震が起きない保証”ではありません。
西村教授は、海溝型地震と内陸の活断層地震では、繰り返しの周期が大きく異なる点を挙げます。
具体的には、南海トラフのように100年単位で起こり得る地震に比べ、内陸の活断層は数千年〜数万年に一度動くものもあります。すると「今後30年」という区切りで計算した確率は、どうしても数%や1%未満といった小さな数字になりやすいのです。
(京都大学防災研究所 西村卓也教授)
「基本的には、内陸の地震はどれも低いということを前提条件として見ていただきたい。1%だから『確率が低い』と捉えてはいけないものだと思います。確率は副産物として捉えていただいて、『確率の数値だけで判断してはいけないな』と思っています」
地図の黄色は「地震が起きない場所」ではなく、30年という限られた枠で見ると「発生頻度が低く見える」ことを示すに過ぎません。














