■天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド ジェイテクトSTINGS 3-0 東レアローズ(18日 東京体育館)
バレーボールの日本一決定戦、天皇杯全日本選手権の決勝が18日、東京体育館で行われジェイテクトSTINGSが2大会ぶり2度目の優勝を果たした。
準決勝を大逆転勝ちで決勝に駒を進めたジェイテクトは第1セット、立ち上がり東レに4連続ポイントを奪われた。それでもジェイテクトは日本代表でもセッターを務める関田誠大’(28)が日本代表でも一緒にプレーしているエース西田有志(22)、柳田将洋(30)を巧みに操り攻撃に幅をつけていった。第1セットは25-21でジェイテクトが主導権を握った。
第2セットに入ってもジェイテクトの勢いは止まらずエース西田が得点を重ね試合の流れをつかんだ。さらに西田は連続サービスエースを決めると両手を広げるパフォーマンスも飛び出した。エース西田が9得点を奪う活躍で25-13とジェイテクトが2セットを連取した。
第3セットも流れはジェイテクト、柳田が序盤で得点を重ねると西田も第2セットの勢いのまま得点を重ねた。東レはサーブで厳しいコースを狙うが決まらずこの試合でのサーブミスが16回。ジェイテクトはチャンピオンシップポイントを迎えると最後は西田が決めた。西田がチーム最多の21得点をマークし、ジェイテクトがセットカウント3-0で東レを破り2大会ぶり2度目の優勝に輝いた。
試合後、西田は「体調不良で自分が(バレーを)やめなきゃいけないと思うような苦しい状態だった。チームに迷惑をかけたが恩返しが出来た」と喜びを語った。