値上げラッシュとなった2025年。帝国データバンクによりますと、食料品などあわせておよそ2万品目が値上がり。これは前の年を6割以上上回る水準でした。2026年もこの傾向は続くのでしょうか?


長野市内の青果店。今年に入って、大きく値段が動いた商品がありました。卵です。


JA全農たまごによりますと、12月の東京地区のたまごの平均卸売価格は、2024年より55円高い、Mサイズ1キロあたり345円。統計が始まって以来、12月としての過去最高値を更新しました。

ところが!


ファーム大澤屋 坂口大専務:「大体、昨年末の相場からみて2割~3割ほど安くなる。近々値段を下げる予定」

卵の相場は、1月に値下がりする傾向で、今年も例年通り、全国的に安くなっているのです。

さらに、野菜の価格にも変化が…。


ファーム大澤屋 坂口大専務:「キャベツやハクサイが軒並み例年と比べて半額以下。安いですね、さすがに私の記憶の中でもここまで安い年っていうのはあまり知らない」

帝国データバンクのまとめによりますと、去年1年間の食品や飲料の値上げは、2万609品目。2年ぶりに2万品目を超えました。


値上げラッシュは今年も続くのでしょうか?

帝国データバンクの飯島大介さんに2026年の見通しを聞きました。


帝国データバンク 飯島大介さん:「もう企業努力としては、コスト増を吸収しきれない、消費者には申し訳ないけれども、もう値上げせざるを得ないというところまで追い詰められたのが、2025年。(今年は)現段階で4月までの状況で見ていきますと、2025年ほどは(値上がりする商品は)増えないのではないかとみている」

食品主要メーカー195社が12月26日までに発表した1月から4月までの値上げ品目数は、3593品目。去年の同じ期間と比べて、およそ4割減っています。

帝国データバンク 飯島大介さん:「大規模な値上げラッシュが訪れるというよりは、値上げの動きが常態化というかたちで定着するのではないかとみている。毎月何かしらの製品が、何かしらのタイミングでいつのまにか値段が上がっているという状況が日常の生活として半ば定着していくのではないか」


特に、パックご飯や日本酒などコメ関連製品は、すでに値上げが予定されているものもあるといいます。

一方、値下げが期待できる商品も!


帝国データバンク 飯島大介さん「輸入小麦の価格が、少しずつ下がってきているので、パスタの価格、小麦粉の価格というのは、一時期に比べると少しずつ安くなってきているというものもあります。安くなっているといっても0.1%とか、店頭価格で見たら10円20円とかそういう値動きになるかもしれないが、価格が高止まりしているコメに比べるとお得感が強まっている商品」

2026年がスタートして1週間あまり。消費者の大幅な値上げへの抵抗感から、今年は緩やかな値上げの波が続きそうです。