夢に向かって頑張る子どもたちを応援する「こども未来プロジェクト」。

今回は、柔道で世界を目指す塩尻市の小学生を紹介します。

一瞬で相手を引き込むスピードと迫力。塩尻西小学校5年の、我妻優日南(あがつま・ゆひな)さんです。

世界選手権を制した堀川恵選手や出口クリスタ選手を輩出している、名門・誠心館道場で稽古に打ち込んでいます。

(我妻優日南さん)「相手を投げるところが楽しい。自分が(試合で)勝っているところを想像しながら柔道をやっています」

愛知県で9月に行われた大会では、全国の強豪を倒して優勝。

県大会は、1年生から連覇中で、公式戦ではなんと、ここ3年間、負け知らずです。

得意技は「背負い投げ」。

稽古の「乱取り」では、中学生や体重差のある男子選手にも果敢に向かっていきます。

誠心館道場・村山洸介(むらやま・こうすけ)館長「体力が圧倒的に(他の子より)上回っているので、体力で勝てている部分があるが、難しくても一番大事な基本をここにいる間にしっかり覚えて花が大きく開いてくれれば」

技の前に、相手をどう崩すのか。道着を掴む手の使い方などを、学んでいます。

世界へ羽ばたいた先輩たちに刺激を受けながら、そこに未来の自分の姿を重ね合わせます。

(我妻優日南さん)「私もそういうすごい強い選手になりたいなと思いました。誰にでも勝てるような技を作ってオリンピックで優勝できるような選手になりたいです」