2025年、山形県内では、例年に比べ桁違いのペースでクマが目撃されました。
目撃件数は2871件(暫定)にのぼり、前の年の348件と比べて、急増しています。

また、市街地での目撃についても322件(暫定)と、前の年の90件を大きく上回る数字となっています。

さらに、県内ではクマによる人身被害も多く確認されました。前の年は3件だったのに対し、2025年は13件に。4倍以上となりました。

山形県では、12月以降も県内でクマの目撃が続いていることから、現在「クマ出没注意報」を発令して人身被害への警戒を呼びかけています。注意報の期間は、2026年1月1日から1月15日までとなっています。

県は、もしクマが市街地に出没した場合には、屋内へ避難し安全が確認されるまで外に出ないようにと呼びかけています 。また、冬の時期であっても山に入ったり農作業をしたりする際は、ラジオやクマ鈴を使うなど、音の出る物で自分の存在をクマに知らせるようにしてほしいとしています。

また家庭での対策も重要です。クマを寄せ付けないために、家の周りにある取り残した果実や野菜、生ゴミなどは放置せずに片づけること、家や倉庫には必ず鍵をかけることなどの対策を県は呼びかけています。

クマに出合ってしまった場合は、あわてずに落ち着いて、ゆっくりとその場を離れることが大切です。県は、至近距離でクマと対峙しても決して背を向けず、落ち着いて離れること、もし襲われそうになったら両腕で顔や頭を覆い、ダメージを最小限にとどめる姿勢をとることなども呼びかけています。