旭化成・三木弘監督「インターナショナル区間の4区で活路を」
1区の長嶋幸宝(21)は前回の区間賞ですし、マークが厳しくなって簡単にはいかないと思います。しかし九州予選(11月3日)から、自分が1区を走る目標を持って調子を上げてきました。先頭争いを確実にして、あわよくば2年連続区間賞を取ってほしいところです。
2区の相澤晃(28)はエースとして、キャプテンとして、最長区間の2区を走る強い思いを持っています。経験、実力とも十分の選手。1区の流れを守って走り、抜け出すタイミングがあれば仕掛けることを期待しています。
3区の山本歩夢(23)は秋から勢いがあります。新人に旭化成の3区はプレッシャーもあるかもしれませんが、明るいキャラクターで表には見せません。本人が3区をやりたいと言っていましたし、自分の力に変えてくれると思います。追い風を上手く利用して走る選手。できればトップで、最低でも前が見える位置で4区に渡してくれると思います。
インターナショナル区間の4区は、亀田仁一路(24)の安定感に期待しています。高林の交差点を左折して向かい風になる最後3kmは、軽い走りの外国人は苦労するでしょう。向かい風の3kmは亀田に一番速いタイムも期待できますし、チームとしても活路を見出せるところかもしれません。
5区の大六野秀畝(33)は去年も5区(区間2位)で、上りも向かい風も得意としています。年間を通じて練習が継続できて、抜群の安定感、実績、(4回の)優勝経験がある。7区で逆転するためにも、前との差を詰めることが必要な区間ですが、大六野はニューイヤー駅伝では順位を落としたことが一度もないそうです。10回目の出場に花を添える走りを期待しています。
6区の市田孝(33)は25年シーズンの個人成績はいまひとつでしたが、12月の甲佐10マイルから調子を上げてきて、最後の旭化成が定番としている練習では先頭グループで走っています。もともと駅伝への思いの強い選手ですし、優勝した去年はメンバーに入れず、今回への意気込みを感じます。展開的には4区で差をつけられることも覚悟しているので、5区と6区で詰めないといけません。市田孝の経験と今の力が必要です。
7区の井川龍人(25)は、前回(フィニッシュ前の強烈なスパートで旭化成が優勝)のインパクトが強く、どのチームも井川対策を考えていると思います。去年はトップと12秒差でタスキを受け取りました。それ以上の差になると厳しい戦いになりますが、それを跳ね返してくれるのが井川だと期待しています。
10000m代表の葛西潤(25)と外国人が、起用できなかったことは大きいのですが、今回並べたオーダーが劣るかといったら、そうでもありません。長嶋という若手がいて、相澤と井川というスター選手がいて、初出場の山本と亀田に勢いと安定感があり、実績十分の大六野と市田を後半に起用できました。チャレンジングな区間配置ができたと思います。波に乗ったらすごく面白い。明日のスタートが楽しみです。

















