■第34回全日本高等学校女子サッカー選手権 藤枝順心2ー0AICJ(30日、兵庫)
未来のなでしこたちが日本一を目指して争う、第34回全日本高等学校女子サッカー選手権の2回戦が30日に行われ、藤枝順心(静岡県2)がAICJ(広島県)を2対0で勝利、初スタメンの岡村望央(3年)が2アシスト、鈴木巴那(3年)が2試合連続ゴールと好調、3回戦に駒を進めた。
全都道府県から代表校が出場、参加チームは全52チーム。史上初の大会4連覇を狙う藤枝順心、前日29日の1回戦は鎮西学院(長崎)を相手に前半はスコアレスだったが、後半3ゴールで勝利を収めた。
連日の試合となった2回戦は7大会連続7回目の出場となったAICJと対戦。前日の試合から前線の2人、小林愛梨(3年)、岡村望央(3年)が今大会初スタメンとなった。
前半12分、鈴木沙奈(1年)の縦パスに岡村が抜けると、キーパーの動きを見て、飛び出してきたところで横パス、これを髙田理乃(2年)が落ち着いて決めて先制点を奪った。
22分には左サイドから髙田のパスを岡村が相手ディフェンスと体を入れ替えて上手くかわし、深くまで進入するとラストパス、これを中央の鈴木巴那(3年)が確実に合わせて2試合連続ゴールとなる2点目。
後半に入るとAICJに押し込まれる場面もあったが、キーパー・山中実栞(1年)を中心に堅い守りを見せた。攻撃陣はハーフタイムで切り替えてきたAICJの動きに対応できずパスがなかなか繋がらずに奪われてからのカウンターを受けてしまった。
攻めてを欠いて後半はノーゴールに終わった藤枝順心だが、前半のリードを守り切り、藤枝順心が2-0でAICJを下し、3回戦進出を決めた。
前回準優勝の神村学園(鹿児島)は原口鈴音(3年)が5ゴール、原田真心(3年)が4ゴールなど圧倒的な攻撃力を見せて17得点。快勝で3回戦進出を決めた。前回3位の大商学園(大阪1)は鹿島学園(茨城)に0-1で敗れた。
【第34回全日本高等学校女子サッカー選手権 2回戦結果】
作陽学園(岡山)2ー0明桜(秋田)
昌平(埼玉)1ー1⾼川学園(山口)
5PK3
⼤商学園(大阪1)0ー1鹿島学園(茨城)
日ノ本学園(兵庫1)11ー0益田東(島根)
佐久長聖(長野)3ー2宮崎学園(宮崎)
大阪学芸(大阪2)4ー0高知(高知)
松山東雲(愛媛)0ー17神村学園(鹿児島)














