2026年最初の“スポーツ日本一”が決まるニューイヤー駅伝inぐんま(第70回全日本実業団対抗駅伝)に向けて、SUBARU・三浦龍司(23)ら注目選手たちが会見を行った。

レースは元日の9時15分スタート。群馬県庁前を発着点に全7区間(100キロ)で行われ、計40チームで争われる。連覇を狙う旭化成は、アンカーの7区にエントリーされた井川龍人(25)が会見に出席し「追いつきさえすれば勝つ自信はあるので」と意気込みを語った。

前回もアンカーの井川は、残り500mで劇的なラストスパートをみせ、チームを歴代最多となる26度目の優勝に導いた。今年も何秒差なら逆転できるか?と聞かれると「監督、コーチからは1分で行けと言われてるんですけど、多分無理な気がするので(笑)。3、40秒で抑えて欲しいなと思います」とチームメイトに“要望”。

前回は8秒差で2位のHondaは、今年も1区は森凪也(26)が務める。「上位のチームは去年と一緒の選手が1区を走っているなという印象」と他チームのエントリーリストを見た感想を。「後半での逆転がホンダの強み。前半良い流れで渡して、ヴィンセントから、木村(慎)さん、中山(顕)さんが逆転してくれて、最後(伊藤)達彦さんが絶対1位でゴールテープを切ってくれると思うので、当日はしっかり優勝したい」と意気込み、3大会ぶりの頂点を狙う。

森と同じく1区を走るGMOインターネットグループの吉田祐也(28)も区間賞候補のひとり。「1区からGMOはやるんだ、優勝を狙っているんだっていう気概を見せられるレースが展開できれば」。

SUBARUの三浦も2年連続の1区で「チームとしても、地元ですし、今回は3位以内を目標にしている。選手の状態も上がっていると思うので、皆さんにワクワクしてもらえるようなレースになると思います」と自信をのぞかせた。

ロジスティードのルーキー平林清澄(23)は、初のニューイヤーで最長のエース区間の2区を任された。「この記者会見の場で世界陸上代表の選手と一緒に登壇させてもらえることがすごく嬉しい」と目を輝かせ、「鈴木芽吹さん、赤崎(暁)さんだったり、強い選手がいっぱいいるので、そういう選手と戦っていけたら」とデビュー戦での目標を。

平林と同じく2区を走るトヨタ自動車の鈴木芽吹(24)は、「2週間くらい前に左足の膝が痛くなり」と合宿で足を痛めたと明かすも「今回も2区を任せていただけるような状態までは戻ってきている」と復調をアピール。

今大会全40チームで唯一の初出場、M&Aベストパートナーズの神野大地監督(32)は「5年以内で入賞、10年以内に優勝を」と今後の長期的な目標も口にし、“プレイングマネジャー”として今後レースに復帰するのかと問われると「走りたい気持ちはもちろんある。今ちょっと体の状態があまり思わしくないというところで、リハビリ途中ですけど、来年以降選手として(出場する)というところも頭の片隅に置きながら今後も生活していきたい」と自身のプランも明かした。

※写真:前列左から森、井川、鈴木選手。後列左から平林、吉田、三浦選手、神野監督。