島根県出雲市の50代男性と80代男性が水様性下痢や血便などの症状を訴え、腸管出血性大腸菌O157に感染していることが分かりました。

県によりますと、50代男性は20日から24日にかけて水様性下痢や腹痛、血便の症状があって出雲市内の医療機関を受診し、検査の結果、28日にO157が検出されました。現在は回復傾向にあるということです。

80代男性は24日から25日にかけて水様性下痢や腹痛、血便の症状があって出雲市内の医療機関を受診し、入院。検査の結果、28日にO157が検出されました。現在も入院中ということです。

県がそれぞれの感染経路について調べています。

これで今年に入ってから県内でのO157の患者は合計57人と、料理店での集団発生もあって、過去5年では、おととしの64人に次ぐ多さになっています。

県では、腸管出血性大腸菌の感染は冬も発生していて、特に肉の加熱が不十分だったり箸を使い回したりすることで拡大するとして注意を呼び掛けています。