土地の利活用を巡って議論が長期化していた高知市の西敷地は、「おまち多目的広場」として一般開放されました。

県の最重要課題人口減少に歯止めがかかりません。4月、高知県の推計人口が65万人を割りました。

高知龍馬空港に「予防的着陸」をしていた米軍の戦闘機。駐機すること42日、異例の期間を経て高知を離れました。

▼「高知空港の軍事利用は許せないぞ」

2024年の出生数が過去最少の3108人と発表された中、県内で痛みを緩和する無痛分娩が成功しました。周産期医療体制の向上に期待が寄せられます。

▼高知大学医学部附属病院 花﨑和弘 病院長
「1例目を終えた時には非常にほっとしました。最終的には高知県にこの無痛分娩を普及させて、どこの地域でもこういう医療が受けられるような体制づくりを推進していきたい」

かねてから濵田知事が賑わいを呼び込みたいと掲げていたビッグイベント=大阪・関西万博。

8月、高知のよさこい鳴子踊りが世界に向けてPRされました。

▼海外から
「まだ1チームしか見てないけれど、見た目がかっこよくて楽しそう」

再現された高知の街路市では来場者も高知気分を満喫していました。

▼お店の人
「ありがとうございました」

高知市では今後の予算編成に向けて市の貯金にあたる「財政調整基金」の不足が見込まれ事業の見直しが急務に。

桑名市長は議会で「持続可能な市政の運営を図っていかなければならない」と強調しました。

県が県立施設の管理をこれまでの直接指定から公募に切り替える方針を示しました。対象は、年間利用者が5万人を超える、高知城歴史博物館、牧野植物園、坂本龍馬記念館、県立美術館、のいち動物公園の5つ。

公募に切り替えることで運営の自由度を上げ良質なサービスの提供や職員の処遇改善につなげたいという考えですが…。施設側からは「職員の雇用」と「事業の継続性」に不安の声も…。

▼のいち動物公園 本田祐介 園長
「我々は少なくとも現状の待遇について県に不満を言ったことも感じたこともない。こういったことで待遇が上がるよと言われても戸惑うのが正直なところ」

濵田知事は議会で…。

▼濵田省司 知事
「公募の際には現在勤務している職員の雇用の継続を条件づけるなどの手法によりまして、各施設の実情に応じて必要な対応を図る方針を決めております」

こんなところでも、県の取組に疑問の声があがりました。特別職「参与」に元県議で自民党籍を持つ大石宗氏が起用されました。

人口減少に適応するためのスマートシュリンクでは「消防広域化」に取り組みますが、複数の自治体から議会への説明時間が足りないなどの指摘を受けました。県は12月、今後の進め方やスケジュールを見直しました。

▼濵田省司 知事
「今年度中に県において基本計画を策定した上で、各市町村・消防本部の意向をきめ細かくくみ取りながら、消防広域化を着実に推進します」

「共感と前進」を掲げる濵田知事。広く共感を得ることはできたのか。答えはもう少し先となりそうです。