暖かさから一転、25日は冷たい北風が吹き荒れました。薩摩地方の山地では夜遅くには雪になるところがありそうです。県本土の沿岸部の広い範囲に暴風警報が発表され、交通に乱れも出ています。

(記者)「午後になって鹿児島市内も冷たい北風が吹き始めました。きのうまでの暖かさはどこに行ったのでしょうか」

鹿児島県内はあす26日にかけて冬型の気圧配置が強まる見込みです。県本土の沿岸部の広い範囲に暴風警報が発表され、鹿児島市内でも足早に歩く人の姿が見られました。

(中学生)「寒い。きのうそんなに寒くなかったので大丈夫だと思っていた」

(鹿児島市内から)「きょうは寒い。着込んでないと、ふるえるほど」

鹿児島県内では最大瞬間風速が軒並み10メートルを超え、▼屋久島で24.2メートル、▼種子島で23.6メートル、▼中種子で21.6メートルの台風並みの最大瞬間風速が観測されました。気象台は、暴風に警戒を、高波に注意を呼び掛けています。

海の便に乱れが出ています。25日は奄美・沖縄、種子屋久航路や甑島航路などで、ほとんどの便が欠航しました。

(大分へ行く予定の客)「飛行場へ行こうと思う。もう満席かもしれないけど。忘年会があるので、今日なんとか行きたい」

種子・屋久高速船は、あす26日午前中の便の欠航を決めています。

空の便も離島便を中心にあわせて14便が欠航しました。

薩摩地方では山地を中心に夜遅くには雪になるところもある見込みです。山地は標高200m以上の地域で、高台の住宅地が含まれる場合もあります。あす26日朝にかけて注意が必要です。