大掃除での“要チェック”ポイント

南海トラフ巨大地震で最大死者が「冬の深夜」に想定されるのは、在宅率が高いうえ、火事のおそれがあるから。大掃除では【家具の固定など】はもちろん【出火リスクを減らす】ことも大切です。

大掃除でのチェックポイント ※「防災ママ」原田さんによる

【家具の固定など】は「大きな家具や家電が優先」。固定していても、日々の振動や木材の伸縮でゆるむことがあり、「ゆるみがないかの確認」も重要。また、本棚などが倒れにくくなるよう「重いものは下、軽いものは上」にするほか、家具などが倒れて避難経路をふさがないよう「配置の見直し」もお忘れなく。

【出火リスクを減らす】には「ストーブの周りに燃えやすいものを置かない」のが基本。「コンセントの掃除」や「不要なプラグは抜く」、さらに「コンロの油汚れもキレイに」。大掃除のついでにチェックしておきましょう。

原田さん宅の備蓄 水や非常用トイレも20日分ほどあり
買い出しにも出かける年末。原田さんは食料をローリングストック”で管理しているため、買い出しの前には在庫や期限を確認。「災害時でも普段食べる美味しい食べ物で、ちょっとでも元気づけられるのが大事」と原田さん。トイレットペーパーやティッシュなど日用品は、家族が家にいる時間が増えると消費が早いことを念頭に買い足して、「万全な状態で新年を」と呼び掛けます。