南海トラフ巨大地震の発生確率や、被害想定が見直された2025年も残り数日。大掃除をしたり、家族が集まったりする年末年始は「防災」を見直すチャンスです。手軽にできる“チェックポイント”をまとめました。
南海トラフ巨大地震 最大死者は「冬の深夜」
南海トラフ沿いでは今後30年以内にマグニチュード8から9の巨大地震が「60から90%程度以上」の確率で起きると予測されています。最大震度は7。太平洋沿岸の広い地域で10メートル以上の大津波が来ることが想定され、死者は最大で29万8000人にのぼる想定です。

新たな被害想定は、最新の地形データで再計算されたものです。東海3県で最大震度7を観測するのは44市区町村に。また、高さ1メートルの津波の最短到達時間は多くの自治体で早まっていて、名古屋市では7分早まり「1時間35分」に。

もはや「いつ起きてもおかしくない」南海トラフ巨大地震。死者が最大になる想定は、在宅者の多い「冬の深夜」に発生するケースです。














