余った年賀状が1枚あれば…こんな活用も

原田さんは2人の子どもにも防災バッグを用意しています。中身はそれぞれ持ち運べる“最低限の量”。自ら背負って逃げるためです。

子どもたちの防災バッグの中、保険証や医療受給者証などのコピーが入った「個人情報ファイル」にはすぐできる工夫が…。入っていたのは、原田さん一家の「年賀状」。これが災害時にはぐれてしまったときに、ママやパパを探すために使う「家族カード」に。

年賀状には、家族の名前、生年月日、血液型のほか、パパママの携帯番号も記入してあります。「家族を探すとき、スマホで写真を見せて探していると、電池を使ってしまいます。年賀状ならすぐに取り出せるし、スマホの電池がなくなる心配もない」と話します。

余った年賀状が“家族カード”に

長男・悠杜くんの写真の横には「犬アレルギー」との文字も。これなら、どの家庭でも手軽に作れそうです。

大掃除や家族が集まる年末年始。この機会に、できることから備えの見直しや、話し合いをしてみていただきたいと思います。