「髪の毛も抜けて、丸坊主になって…」。広島はことし、被爆から80年を迎えました。たった一発の原子爆弾は、広島の街を破壊し焼き尽くし、1945年末までに約14万人もの命を奪いました。生き残った被爆者にも体や心に大きな傷を残しました。自身の体験を語る被爆者がいる一方で、語ることができなかった被爆もいます。被爆から80年となることし、初めて取材に応じた被爆者がいます。その女性と家族の思いです。

被爆から80年となった2025年が暮れようとしています。しかし、日本国内では緊迫する世界情勢に、長年守られてきた「非核三原則」の見直しや、「核兵器を保有するべき」といった声まで聞こえてきます。80年前、広島で何が起きたのか。RCCのアーカイブから、いま伝えたい被爆者の声です。