「結果として陵平は顧問の指示を拒否すること、そしてそれ以上被害が大きくならないために野球部を辞める選択をしました。大好きだったんです、野球が」
「みんなと一緒にやるスポーツって本当に楽しい、そんなことを言いながら夢中になっていました。でもそれを奪われました」
「同級生が『俺も野球部辞めようかな』と陵平に相談した時に、陵平はこんなふうに答えています。『俺みたいになるなよ』。そんな思いを抱えながら、陵平はかろうじて生きていたんです。でも、結果から見れば、命の半分くらい、その時に奪われていたのではないかなと思います」
陵平さんは遺書にこう記していた。
「たくさんのバカなことをして もうたえきれません バカなやつだよ 自爆だよ じゃあね ごめんなさい














