ダニそのものより「死骸やフンに注意」
──ダニ被害にあわないために、初期に気づくにはどうしたらいいのでしょう。
(東洋産業 大野竜徳さん)
「冬のおうちの中でのダニ被害は、やはり多くの方が気づきにくいものです。それには、はっきりとした理由があります。
冬のダニ被害が厄介なのは、ダニそのものが非常に小さく目に見えないうえ、ほかの虫もあまり見かけなくなるため、『虫がいない=問題がない』と油断しやすい点にあります。
ヒョウヒダニの場合、問題となるのは生きているダニそのものではありません。問題は空気中に舞い上がる『死骸や破片、フン』といったアレルゲンです。
知らず知らずのうちに十分なダニ対策ができていないと、少しずつ被害メーターがたまり、掃除や寝返り、布団の上げ下ろしのたびに微細な粒子が舞い上がり、それを無意識のうちに吸い込んでしまいます」
ダニに注意が必要な場所・対策は、【後編】にまとめています。














