大分県の日出生台演習場でのアメリカ海兵隊の実弾射撃訓練について、九州防衛局は迫撃砲など新たに4種類の火器を導入したいとする海兵隊側からの要請を地元の自治体に伝えました。
今年2月に日出生台演習場で行われたアメリカ海兵隊の実弾射撃訓練では155ミリりゅう弾砲や小銃の他、砲弾を追跡するレーダーシステムなどが使用されました。
23日、九州防衛局は県と地元3市町で作る四者協に対し、今後の訓練で対装甲車両用の迫撃砲など新たに4つの火器を導入したいとする海兵隊側からの要請を伝えました。

(九州防衛局・中辻綾太企画部長)「いま、安全保障環境が非常に厳しいということです。そのなかで我々はよく日米同盟の対処力・抑止力ということを使っている。米海兵隊の練度が上がることは非常に重要と思っている」
四者協は「将来的な訓練の規模縮小・廃止のスタンスは変わらない」としたうえで地元の負担軽減策を求めました。














