「ポイ捨て」に「路上喫煙」「放置自転車」とミナミの環境改善に大阪府市が本腰です。

 12月22日午後、ミナミの道頓堀を訪れたのは、大阪府市のトップ吉村知事と横山市長です。その目的は…

(大阪府・吉村洋文知事)「ちゃんとやりますんでこれから(対策を)強化するために市長と共にやってまいりましたので」

 ミナミの現状を視察するため。というのもいま、問題となっているのが…

(福島暢啓アナウンサー)「食べかすでしょうか。ゴミが沢山落ちていますね。こっちはひどいですね。建物の壁の隙間のような所に食べ物の弁当柄のようなものが沢山捨ててありますね」

 “ミナミの環境悪化”です。

 コロナ禍以降、インバウンドなど観光客の増加とともにゴミのポイ捨てが横行。また市内全域で禁止されている路上喫煙をする人の姿があとをたたず、放置自転車が溢れ緊急車両の通行の妨げになるなど環境の改善が課題となっています。

(観光客(愛知から))「ゴミ捨て場があるけど関係なく置いちゃったりとかペットボトルとかタバコとか」
(観光客(三重から))「夜、歩いたときにゴミが気になりました。避けたりとかしてちょっと残念だなって」

 大阪の観光スポットが集まるミナミエリア。府は今後、市と連携し環境改善に取り組むとしていますが、それに先立ち現状を把握するため吉村知事らが現場に足を運ぶことになりました。

 視察後の会議では…

(大阪府・吉村知事)「ゴミとタバコ、トイレ、清掃に集中して、トータル10億円規模の財源をあててミナミを徹底的にきれいにしていこう」

 府は宿泊税を財源にして、清掃員の拡充や喫煙所の設置など府市で連携しながら環境改善を図るとしています。