「円安+利上げ」で現役世代はダブルパンチか
出水キャスター:
今回、利上げしたにもかかわらず、円安も止まらない状況ですが、利上げと円安にはどのようなメリット・デメリットがあるか、酒井主席エコノミストに聞きました。

【利上げ】
得をする人:高齢者など預金が多い人(利子収入アップ)
損をする人:現役世代(住宅ローンの負債アップ)、企業(借入れコストがアップ)
【円安】
得をする人:自動車などのグローバル企業(輸出増加)
損をする人:家計&国内市場中心の企業(輸入品の値上がりで家計・収支が圧迫)

出水キャスター:
円安に関する今後の注目点について、末廣チーフエコノミストは「政権の支持率」を挙げています。現在、高市政権は非常に高い支持率を維持していて、円安の政策が支持されていると見ることもできます。
また「アメリカの利下げ」も注目だといいます。次の利下げのタイミングは3月ではないかと言われていて、アメリカが利下げすると少し円高に振れることになります。
さらに2026年11月にはアメリカの中間選挙もあります。トランプ大統領はドル安を是としていますが、そうしたアメリカの動きにも注目だということです。
さらに末廣チーフエコノミストは、今後は円安と日本経済の状況から、機動的に金利の上げ下げをしていくような政策に転換していく必要もあるのではないか、としています。














