高速道路では原則、車の駐停車は禁止されていますが、故障や交通事故の発生など“やむを得ない理由”がある時は、路肩や路側帯、そして「非常駐車帯」に駐停車できます。この中で最適な場所は「非常駐車帯」です。
「非常駐車帯」とは
「非常駐車帯」は、高速道路上で故障車・緊急車両・道路管理車両などが駐停車するための、道路の左路肩にあるスペースです。基本的に、トンネル以外の場所には「約500mごと」に、トンネル内には「約750mごと」に設置されています。
道路用地を取得できない場合、長い橋、トンネルなどの構造上の制約、沿道の環境条件どによってやむを得ずこの間隔で設置できない場合でも、「500~1500m程度以内」となるように配慮されています。
パトカーや消防車などの緊急車両、NEXCOなどの道路管理車両が駐停車することが多いスペースですが、一般車両も故障などのトラブルがあった場合にのみ車を止めることができます。
では、高速道路を走行中に車の故障などのトラブルに見舞われ、「非常駐車帯」に駐停車することになった際の対応を、順番に解説します。














