世界遺産の寺でも新年を迎える準備です。
岩手県平泉町の中尊寺では、仏像など境内の1年のほこりを落とす「すす払い」が行われました。

すす払いが行われたのは中尊寺の宝物を収める讃衡蔵にある国の重要文化財「阿弥陀如来坐像」など3体の仏像です。
22日は作務衣姿の僧侶3人が、やわらかい和紙を取り付けた長さ2メートル50センチほどのはたきを使い、仏像に傷がつかないよう丁寧にすすを払い落としました。

(中尊寺 僧侶 佐々木圓了さん)
「来年は中尊寺も900周年の落慶なので、仏さまによりきれいな体になって新年を迎えていただくよう気持ちを込めてお掃除させていただきました」

中尊寺の新年を迎える準備は30日ころまで行われる予定です。

2026年の正月三が日の参拝客はおよそ10万人を見込んでいます。