さかのぼること夏 造船会社を訪れると

その造船会社は、広島県尾道市内にあります。
アルミ合金製の高速船建造に特化していて、全国の官公庁などへの納入実績を多く持つ「瀬戸内クラフト」です。

工場に入ると、銀色に輝く船体が見えてきました。
建造中の「リニアジェット」です。

技術部で設計を担当する杉中考仁さんに船を案内してもらいます。

(城 健大呂記者)
「どういう特長が?」
(瀬戸内クラフト 技術部 設計課長・杉中考仁さん)
「現行と同様『双胴船』といって、船体が左右ふたつに分かれている」

この形が、高速化と小型化に貢献するということで、特に波の穏やかな瀬戸内海での運用には有利に働くといいます。