福岡高裁「前提を誤っている」弁護側主張を一蹴

福岡高裁

11月27日の判決で福岡高裁は
「娘の性的部分を指で押し広げて撮影するという態様等に照らし、当初から性的興味がなかったとは考え難い」
「その後、娘の性的部分に下腹部をこすりつけるなどするようになっていることからしても、性的意図があったと認められる。被告人も次第に性的興奮を覚えるようになっていたと自認している」
と指摘。

弁護側の主張について「前提を誤っている」と一蹴した。

また、福岡高裁は
「たとえ父親に『物心がついていない今しか記録できない希少性の高い画像を撮りたい』という目的が併存していたとしても、それは法益侵害の程度を左右するような事情にはならない」
と判示した。