広島の養殖カキ「最大9割へい死」の波紋
島本さんは、別の悩みもあります。手にしていたのは東京・埼玉などと書かれた県外への送り状。年末に配送するはずだったカキの注文です。
広島が日本一の生産量を誇る冬の味覚、カキ。夏の高水温か、塩分濃度の高さが影響したのか。原因は判明していませんが、一部の海域では9割が、へい死するなど、深刻な事態です。

店でも殻付きのカキが確保できず、25日以降の注文について、キャンセルの連絡を進めています。
しまや水産 島本キシノさん
「カキ業者は大変。荒海のなか、一年中頑張ってとれなかった。私たちは売る立ち場。(ものが)ないのは我慢してもらえる。作ったものが死んだらかわいそう」














