震度6強の地震の影響は、青森市の飲食店にも及んでいます。
忘年会シーズンですが、頻発する地震や自粛ムードもあり予約が減ったうえ、コロナ時期を彷彿とさせる“キャンセルラッシュ”と店は頭を悩ませています。
石と肴 地雷也 渡邉一範さん
「大げさに言えば(この時期は)全部埋まっている感じですが…。だいぶスカスカな状態が続きますね。コロナ時期を彷彿とさせるキャンセルラッシュです…」
青森市本町にある飲食店「石と肴 地雷也」。
例年であれば、忘年会で利用する団体客や観光客の予約でびっしりですが、地震発生後、初の週末だったこの日は客足が伸びていないといいます。
石と肴 地雷也 渡邉一範さん
「入れ替えが全然ない状態。遅い時間も入っているはずなんですけれども…」
予約の台帳には8日の地震の後、赤い線を引いたキャンセルの数が増えています。さらに、週明けになると予約自体の数が減っています。人や設備に被害はなく、店は地震後も営業を継続。
高い場所に物を置かないことや利用客の避難方法を確認して営業していますが、その後も相次ぐ「地震」や「自粛ムード」も重なり、忘年会シーズンであるものの、厳しい状態が続いています。
石と肴 地雷也 渡邉一範さん
「忘年会をやっている場合ではないというのが多いと思う。みんな落ち着いて飲みたいのがあると思う。少しでも不安があると『やめておこうか』となる」
地雷也グループは青森市と弘前市に合わせて7店舗ありますが、地震によるキャンセルは約250人。170万円の損失を見込んでいます。
石と肴 地雷也 渡邉一範さん
「お客さまが安心して飲めるような環境になってくれればなと思います…」
師走の一番の書き入れ時に起きた地震は、直接被害のなかった飲食店にも影響が及んでいます。














