食事の前後30分を避けるのがポイント

貧血が気になるけれどコーヒーが飲みたい場合、体調に気を付けながら飲む方法を聞きました。

① 食前食後には飲まない

食事でとった鉄分が「タンニン」と結びついてしまうのを防ぐため、食事の前後に時間空けてから飲むようにしましょう。

クリスタル医科歯科クリニック 中島由美医師
「とくに、貧血治療などで鉄剤を服用している方は、鉄分の吸収を最大限にするため、飲む前と飲んだ直後の30分以内はコーヒーを控えてください。鉄剤の効果を弱めてしまう可能性があります」

② 「深煎りコーヒー」を選ぶ

焙煎(ロースト)時間が長い深煎りコーヒーを選ぶのも一つの手です。生豆を炒る時間が長いほど「タンニン」が失われる傾向にあるほか、普通のコーヒーに比べてカフェインも少ないといいます。

③ 「カフェインレス(デカフェ)」を賢く活用する

カフェインの摂取量を気にせずに楽しめます。ただし、カフェインがゼロではない点、そして「タンニン」は含まれている点に注意が必要です。

コーヒーは適量を守れば、様々な健康効果が期待できる飲み物。しかし、飲みすぎると鉄分の吸収が阻害され、特に女性は貧血になりやすくなります。

飲む量やタイミングを見直して、賢く、健康的にコーヒーを楽しみましょう。