鉄分が不足しやすい女性は飲み方に気遣いを
タンニンは、口に含むと「渋み」を感じる成分で、抗酸化作用や肌の引き締め効果、生活習慣病の予防などが期待できるポリフェノールの一種。コーヒーのほか、赤ワインやお茶、柿などにも含まれています。
クリスタル医科歯科クリニック 中島由美医師
「コーヒーに含まれる『タンニン』は、食事などから摂取した鉄分と結合し、その吸収を邪魔してしまうのです。せっかく摂った鉄分が体内に吸収されにくくなるだけでなく、吸収されなかった鉄分はそのまま体外に排出されてしまいます」
鉄欠乏性貧血になると、頭痛、動悸、疲労感など、さまざまな体調不良を引き起こします。

特に女性は毎月の月経で鉄分が不足しやすいため、よくコーヒーを飲む人は飲み方に特に注意が必要です。
クリスタル医科歯科クリニック 中島由美医師
「健康に悪影響を与えずにコーヒーを楽しむには、1日2〜3杯までが適量です。これ以上飲みすぎると、タンニンの影響で鉄分の吸収が阻害され、貧血などの不調を起こす可能性が高まります。また、カフェインには中毒性があるため、つい飲みすぎてしまう人も多いですが、自身の体調に合わせて量を調整することが大切です」














