11月の貿易統計でアメリカ向けの輸出額は8.8%のプラスと、8か月ぶりに増加に転じました。“トランプ関税”の影響が和らぎつつあります。

財務省が発表した11月の貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、3223億円の黒字となりました。黒字となるのは5か月ぶりです。

特にアメリカ向けの輸出は今年3月以来、8か月ぶりに増加に転じ、前年同期比で8.8%増えました。

“トランプ関税”によって今年度上半期は20%を超える大幅なマイナスになっていた自動車の輸出もプラスに転じました。

日米合意で関税率が引き下げられたことで、貿易への影響は徐々に和らいでいます。