8日に発生した地震に伴い出された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、16日午前0時に気象庁による特別な呼びかけが終了しました。
運用開始以来初となる情報発表で見えてきたものとは?

(気象庁の会見)
「本日0時をもって、後発地震注意情報の発表に伴う政府からの特別な注意を呼びかける期間は終了いたしました」
16日は気象庁と内閣府が会見し、引き続き、日頃から地震への備えをするよう呼びかけました。

「後発地震注意情報」は、8日夜に発生した青森県東方沖を震源とする、岩手県内でも最大震度5強を観測した地震に伴い、2022年12月の運用開始以来初めて発表されたものです。大規模な地震の可能性が普段よりも高まっているとして、県内の沿岸部を中心とする23の市町村を対象に、1週間程度、防災対応をとるよう呼びかけていました。


盛岡地方気象台の芥川真由美地震津波防災官は、初の情報発表を次にように振り返りました。(盛岡地方気象台 芥川真由美地震津波防災官)
「情報を発表したことに対する大きな混乱はなかった、皆さまに冷静にご対応いただけたおかげだと感じている」一方で改めて情報の認知度の低さが浮き彫りとなりました。
(芥川地震津波防災官)
「今回の情報の発表を持って初めて聞いたという方が多いかと思います」初の情報発表を受けて県民がどのような行動を取ったのか?
より詳細な検証が今後求められる他、引き続き情報の認知度の向上に向けた取り組みが求められています。