地震によるインフラ被害で休業していた青森県八戸市の飲食店が、15日にテイクアウトで店を再始動させました。

八戸市では、NTTの鉄塔が損傷したことに伴う国道の通行止めや、八戸線の橋脚の損傷など地震によりインフラが影響を受け、このため、近くの飲食店「トンガリボウヤ」は休業をしていました。

通常営業は再開できないものの、店は15日からテイクアウトで料理を販売することにしました。

トンガリボウヤ 店主 堀井隆之さん
Q.料理を届けられる心境は?

「一番はうれしい気持ちが大きい。心を込めて届けたい」

販売するのは車で数分の距離にあるカフェで、店内のスペースを提供してもらえることになりました。

昼食の時間帯になると、来店客が次々と料理を買い求めます。

購入した人
「インスタで見て、ここでやってると聞いて来た。応援したいと思って」

トンガリボウヤ 店主 堀井隆之さん
「思っていたよりも来ていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。自粛ムードはしょうがないと思うが、(飲食店に)行ける方は行っていただくと、ほかの飲食店の方もうれしいと思う。ただ、それぞれの家族の命・安全が第一なので、一人一人ができる行動をしていければいい」

地震被害の影響は続いていますが、市民はそれぞれの形で、歩みを進めています。