「現金給付」方針の自治体も 経費は600円?

井上キャスター:
現金を給付すると、どうなるのでしょうか。

新潟市は、物価高対策で1人3000円の現金給付の方針をたてました。

しかし、「経費がかかりすぎる」「米農家が多く、米が不要な人もいる」という声もあり、おこめ券ではなく、現金給付をしてはどうかという議論をしているそうです。

コロナ禍で10万円の現金給付が行われましたが、このときの経費を調べてみると約600円でした。経費率は0.6%です。

3000円の現金給付の場合も、経費は約600円ではないかということです。経費率では20%となります。

そうすると、おこめ券とあまり変わらなくなってくるのではないかという問題が見えてきました。

出水麻衣キャスター:
自治体の皆さんも、本当に頭が痛いでしょうね。

井上キャスター:
どこをとっても、経費率がある程度かかります。皆さんは、これをどう考えるでしょうか。

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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック・アース製薬の社外取締役など