真冬日全国で228地点 雪による脱線事故も…

12日、気温が0度未満の「真冬日」となったのは、全国で228地点(12日午後10時現在)。

北海道・留萌市では吹雪で視界は白くかすみ、ほとんど見えない状況に。長野県・信濃町では住民たちが雪かきに追われました。

住民
「重いです、きょうの雪は」

雪が降るなか、秋田県では列車が脱線し、転覆する事故も。列車に乗客はおらず、50代の男性運転士が病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。運営会社は、事故の原因について、現時点では倒木に衝突したと考えられるとしています。

青森では150cm超の雪の中、再び地震発生

また、厳しい寒さは、今週、震度6強の地震に見舞われた青森県でも。

記者
「東北町の道路が陥没した現場では、きょうも雪が降る中、復旧作業が行われています。その影響で、この道路では片側交互通行となっている上に、きのうからの雪で路面状況が悪くなっています」

県内では10を超える地点で今シーズン、一番の冷え込みに。青森市・酸ケ湯では150センチを超える積雪(12日午後10時現在)を観測しています。

そんな中、再び地震が発生しました。この地震で八戸市やむつ市などの広い範囲で震度4を観測。一時、津波注意報も発表され、八戸港では20センチの津波を観測しました。

高台に避難してきた人
「落ち着かない。不安だし、生活もいつもどおりにいかないので早く落ち着いて欲しい」

この厳しい寒さは、全国的に週末も続く見通しです。関東でも13日の夜遅くには雪がまじる可能性もあり、注意が必要です。