大阪市内の小学生で児童らが仮想「ウサイン・ボルト」に挑みました。

 全力で運動場を走る児童たち。競争相手は、隣のお友達…ではありません。直径約40cmのドローンです。

 このドローン、「ウサイン・ボルト速度ドローン」と名付けられ、ジャマイカの元陸上選手、ウサイン・ボルトさんがもつ100m走の世界記録「9秒58」を再現できるようにしています。

 「ボルトはスロースターター」。50m走の自己ベストが6秒48だという記者が、児童に続いてドローンとの競争に挑んでみると…

 (記者リポート)「ドローン速すぎます…。一瞬でした」

 ドローンはボルトさんのタイムを秒速に換算しているため、スタートから早かったようです。

 企画したのはドローンの普及活動を行う「ドローンみらい推進協議会」。大阪・関西万博でジャマイカ大使館との交流を通じ、ドローンを使って子どもたちにその魅力を伝えようと、「ウサイン・ボルト速度ドローン」の企画に至ったといいます。

 ボルトさんの速さをドローンを通じて体験した児童らは。

 (競走した小学生)「ドローンが速すぎてすごかった。一瞬だった」
 (競走した小学生)「瞬間移動みたいにしてたから、めっちゃびっくりした」

 企画した「ドローンみらい推進協議会」の代表は、ドローンへの関心が子どもたちにも高まることを期待しています。

 (ドローンみらい推進協議会 太田智子さん)「建築、インフラ、農業分野、害獣被害など、防災や災害のときに活躍しますので、できるだけ小さいころからドローンに興味を持ってもらって」

 「ウサイン・ボルト速度ドローン」は今後、ほかの小学校でも開催する予定だということです。