サトイモの伊予美人など、イモの生産が盛んな愛媛県四国中央市では、とろろご飯や和菓子などに使われるヤマノイモの収穫が最盛期を迎えています。

ヤマノイモは、白くて粘りが強くとろろご飯やお好み焼きのほか、和菓子などに使われていて、現在、四国中央市では、57軒の農家が6.6ヘクタールで生産しています。

市内寒川町にある宝利義博さんの畑でも先月中旬から収穫が始まり、平均で直径15センチ程に育った丸い芋を傷つけないように気を付けながら、クワを使って丁寧に掘り起こしていました。

JAうまによりますと、今年は夏の猛暑と雨が少なかった影響はあったものの病気の発生が少なかったため、順調に育ち玉太りも良いということです。

(農家・宝利義博さん)
「一番いいのは朝の味噌汁にポトンと落として頂いて、団子で固まりますから、山の芋はおいしく頂けると思います」

また宝利さんは、納豆の代わりにとろろご飯にしたり、薄切りにしてステーキのようにして食べるなど、色々な食べ方で楽しんでほしいと話していました。

四国中央市のヤマノイモの収穫は、来年の2月一杯までつづき、収穫量は、およそ40トンを見込んでいます。