きっかけは長男のアレルギー

味見をするのは川口さんの3人の子どもたちです。

長女 結愛さん(12)
「いろいろなお菓子を作ってくれたり、シフォンケーキも色々な種類をつくってくれて。すごいなって」

長男 琳迅(りと)さん(9)
「これ、レーズンが入ってたやつの方が(おいしい)。じゃあ、レーズン入った方にしようかな」

長男の琳迅さんは2歳の頃、乳製品のアレルギーがあるとわかりました。もともと保育園の調理師をしていた川口さんは、琳迅さんの食事やおやつ作りに悩んだ経験が誰でも食べられるケーキ作りのきっかけとなりました。

琳迅さん
「うれしい。牛乳じゃないのに、こんなにふわふわしてびっくりした」

川口さん
「周りにはすごいかわいそう、かわいそうってすごい言われるんですけど、やっぱり私の中でかわいそうな子にしたくないなっていうのがあったので、作ってあげて、すごく幸せな顔を見ると良かったなって」