正月の縁起物として伝わる辻占づくりが、石川県小松市の和菓子店でことしも最盛期を迎えています。

正月用の菓子の中におみくじを入れて新年を占い、縁起物として古くから伝わる辻占。

小松市今江町にある長池彩華堂の辻占は、おみくじを餅粉と砂糖などを混ぜた生地で包み、花びらのように形作るのが特徴です。

おみくじには「辛抱する木に金がなる」「渡る世間におにはない」などと書かれていて、その種類は100以上あるということです。

長池彩華堂・長池正社長「お正月に辻占はなくてはならないと思うし、お正月迎春のお菓子なので、皆さんに楽しんでこのお菓子を使ってもらい、末永く喜んでもらいたい」

11月上旬から始まった辻占づくりは年の瀬まで続けられ、こちらの店では約40万個を仕上げるということです。