急速なインフラ充実が現在の日本を作った
「日本列島改造論」は、国全体を物理的に再配置しようとする極めて雄大な構想でした。角栄は、公共投資と民間資金を総動員し、前例のないスピードで全国のインフラ整備を進めていきました。
この結果、地方都市への高速道路建設、新幹線の延伸、港湾や空港の整備が急速に進み、日本の交通網は大きく進化しました。じつは地上波テレビのネットワークも角栄が築いたものだと言われています。地方にとっては、長年の悲願だった基盤整備が一気に実現し、地域開発の呼び水になったという評価もあります。














