茨城県の介護施設で、点滴に注射器で空気を注入し、入所者2人を殺害したなどとして、殺人と窃盗の罪に問われた元職員の女。初公判で、殺人について無罪を主張しました。
赤間恵美被告
「私は空気を注入していません。殺害していません」
女はハッキリした声で殺人の罪を否認しました。
赤間恵美被告(39)は2020年、当時勤めていた茨城県古河市の介護施設で、鈴木喜作さん(当時84)ら男性2人の点滴に注射器で空気を注入し、殺害した罪などに問われています。
弁護側は、鈴木さんの司法解剖が行われておらず、心臓の病気が原因だった可能性もあるなどとして、「証拠が乏しいのに想像をめぐらせて殺人事件にすることは許されない」と主張しました。
一方の検察側は、赤間被告のバッグの中から注射器のシリンジが2本見つかり、点滴用チューブに接続した場合に生じるような痕跡が見つかったなどと主張したうえで…
検察官
「犯行時間帯に赤間被告が鈴木さんの部屋に入るところを職員が目撃している。赤間被告以外に現実的に犯行が可能な人物はいない」
公判は60回にわたって開かれ、審理期間は裁判員裁判として過去2番目の長さになる見通しで、判決は来年7月に言い渡される予定です。
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