十八親和銀行と長崎大学が連携し、ビジネスに芸術の感性を取り入れる人材育成プロジェクトを始動させました。その第一弾となるイベントが12月9日、大学の音楽ホールで開かれました。

長崎大学文教キャンパスにある音楽ホール「長崎創楽堂」

十八親和銀行は2025年8月にホールのネーミングライツを取得し新たに「十八親和ホール・長崎創楽堂」の名称で運営されています。2012年以来、2300回以上の事業が行われ延べ1万2,000人が芸術に触れてきました。

【永安 武学長】「音楽、美術の教員がいるというリソースをしっかりと活用して、芸術の活動に邁進していきたい」

今回の連携では「経営者シリーズ」という講座を通して「アート・イン・ビジネス」の新たな取り組みを進めます。企業経営にアーティストが持つ「創造力」などを取り入れる手法です。

【山川 信彦頭取】「企業経営とAIの付き合い方っていうのは非常に大事になってきていると」「経営者が一番大事とされてる創造力が失われていくんじゃないかという非常に危機感があって」「1を100にする力」っていうのではなく、やっぱ「0から1を作る力」だと思ってまして。

【演奏会Vo:今野沙知絵 PF:中村卓士】芸術に触れる第一弾として、経営者らを招いた記念コンサートが開かれました。

十八親和銀行と長崎大学は今後10年間、ホールを拠点に経営者を対象とした講座を年3、4回のペースで開催するほか地域の子どもたちへの芸術教育にも力を入れていく方針です。